子宮頸がんワクチン接種推奨再開(更新)

2022/05/27

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子宮頸がんワクチン接種推奨再開

子宮頸がん予防接種は、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が報告され

たため、平成25614日から積極的推奨を一時的に控えていました。

その後、国の審議会において、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認

され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、

令和44月から接種推奨再開することとなりました。

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば、50%以上が生涯で一度は感染すると言われている一般的なウイルスです。多くの場合は、感染は一時的でイウルスは自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに感染が持続すると、子宮頸がんを発症することがあります。子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんで、近年は若年女性に多く発症し、日本では年間約1.1万人の女性が発症しています。HPVワクチンは、子宮頸がん全体の5070%の原因とされる、HPV16型・18型のヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があります。

 

【子宮頸がんワクチンの接種対象者】

❶定期接種

小学校6年生から高校1年生相当の女子

❷積極的な接種推奨の差し控えにより接種機会を逸した女子(キャッチアップ接種対象者)  

平成942日から平成1841生まれでHPVワクチン未接種および規定接種回数(3回)を終了していない女子

【キャッチアップ対象者の接種期間】

令和442日から令和73月までの3年間

※予診票は、令和48月頃配布予定

※鹿児島市の方で、予診票が届く前に接種希望の

 場合は、

鹿児島市の感染症対策課(099-803-7023)

ご相談ください。

 

ワクチンの種類と接種間隔】

公費でできるHPVワクチンは、2種類あります。

(2価ワクチン:サーバリックス、4価ワクチン

:ガーダシル)

間隔を空けて、同じワクチンを3回接種します

 

ワクチン名

サーバリックス

ガーダシル

標準的な接種間隔

初回接種から1か月後に2回目

初回接種から6か月後に3回目

初回接種から1か月後に2回目

初回接種から6か月後に3回目

【予約】

接種希望の方は、必ず予約が必要です。

接種希望日の10日前までに必ず電話でご予約をお願いします。

なお、予約の際にご希望のワクチンをお伝えください。

 

【当日ご持参いただくもの】

子宮頸がんワクチン接種予診票、母子健康手帳、健康保険証

18歳以下の方は、必ず保護者同伴でお越しください。

 

HPVワクチンについては、鹿児島県、鹿児島市のホームページ(子宮頸がん予防ワクチン)をご参照ください。

 

※子宮頸がんワクチンは、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありません。

ワクチン接種後も定期的に検診を受けることが大切です。